木部塗装について-香川県高松市川田建装

木部塗装について-香川県高松市川田建装

まずは、以前にブログにて掲載させていただいた、

香川県高松市国分寺町木部塗装。

木部塗装ともうしましても、内装用と外装用で使用できる木部塗料と施工仕様が変わります。

また、内部木部に使用できる塗料も様々でございます。

最近では水溶性の塗料仕上げが主流となっており、

水性自然系塗料による着色仕上げ 用途:内装全般   塗装仕様:OS、ST(水性)

水性1液ウレタン標準仕様 用途:内装木部 建具、幅木など 塗装仕様:CL(水性) ※ UC、UC1(水性)にも対応しています。

吸込みの大きい杉や檜などの国産材推奨仕様

水性1液ウレタン仕様 用途:内装全般 建具、幅木、教室床、住宅床など   塗装仕様:OSV、OSUC(水性)   床等の強さを求められる所への仕様

水性1液ウレタン仕様 用途:内装全般 建具、幅木、教室床、住宅床など   塗装仕様:UC、UC1(水性)   床等の強さを求められる所への仕様

水性2液ウレタン無黄変仕様 用途:内装全般 建具、幅木、体育館床、教室床、住宅床など   塗装仕様:UC、UC2(水性)

体育館床、教室床、住宅床等、強さと広い面積への施工性が必要な時の仕様

OSCLという表記でオイルステインラッカークリヤー仕上げなど。

勿論、昔ながらのウレタン仕様で溶剤仕様も、臭気が気になければ、施工はできます。

簡単に考えてみても、様々な仕様と塗料がございます。

今回は外装の木部塗装について、少し綴ってまいります。

この度は、香川県高松市国分寺町のお客様より、弊社へご相談がございました。

建物外装に木部を使用しているお宅。

長年の紫外線で日焼けやヤニ、苔やカビが発生しておりました。

何社も他社へヒアリングしたそうですが、弊社でのご提案が最も信頼性がおける内容だったとお聞き致しました。

弊社へご用命くださった後、まずはテスト施工をさせていただきました。

研磨で、どこまで磨けるか?

ここまで日焼けやヤニで黒くなっている部分ですから、しっかりとした研磨処理が必要だと考察していました。

私は基本的に、高圧洗浄機で木部を洗浄することを嫌います。

何故なら、木目へ高圧洗浄水をもっていくことで、木本来の肌を傷めてしまうからです。

お客様も同様なお考えでした。

試しに手工具で研磨致しましたが、なかなか綺麗に磨けません。

お客様ご自身がご準備していた電動工具を使用してみると、、

あれよあれよと、磨けるではないですかΣ(・□・;)

これは大変素晴らしい代物です。

そして、塗料選定。

そこらへんのホームセンターでも販売しているDIY商品の塗料を使用して弊社では塗装致しません。

木部用塗料も何社かの塗料メーカー様がございますが、ほとんどの塗料で、実験塗装と施工経過観察を行いました。

あるメーカー様の塗料は3年で色褪せました。

あるメーカー様の塗料は2年で剥がれました。

あるメーカー様の塗料は3年で変色致しました。

申し訳ないのですが、私は塗料メーカー様の仰ることをすべて信用しないタイプなのです。

私が人一倍心配症ですから、テスト施工と経年劣化を確認しないと使用したり、ご提案など致しません。

また、現在まで使用してきた塗料も、またまた仕様変更し、塗料やカタログに記載されている内容とは一味といわず二味違う内容をプラスして施工しています。

テスト施工して、お客様に確認していただきました。

下側が研磨済み。

上側が研磨施工前。

研磨状況も素晴らしいでしょう?

実はものすごく大変だったんですよ(#^.^#)

研磨しているのは、代表の川田です。

職人任せの施工は気に入らないのです( *´艸`)

しんどい内容こそ、私が責任をもって施工する!

それもポリシーの一つです。

他の施工前状況はこちら

入念なすべての研磨が終わってからは、いよいよ塗装を致しました。

施工後はこちら。

玄関は交換されるとのことで、今回塗装はしておりません。

今回実は3色使用となりました。

お客様ご自身もすべて検査してくださり、気になる部位は徹底的に確認してくださいました。

せっかくの工事ですから当然ですよね。

見違えるほど素敵な装いとなりました。

香川県内も、個人でしている個人事業主さん、施工会社で請負、施工している職人さんも多くいらっしゃいますが、、

その中でも、弊社をお選びくださり、弊社へご用命くださいましたこと。

心より深く感謝し、心より厚く御礼申し上げます。

 

内部に使用している木部塗装については、冒頭にも綴っておりましたが、着色しクリヤーで仕上げる。

といった仕上げ方法がございます。

ひと昔は、新築時に木部塗装を行うことが多かったのですが、今の時代は既製品となり工場などで出来上がった製品

が納品されて取り付けられています。

しかし、やはり現地にて加工して取り付ける部位もでてまいりますから、部分的には新築時にも施工の需要はございます。

今回ご紹介するのは、改修工事の内容。

いわばメンテナンスをした場合です。

動画にて見てください。

内装工事の際、キッチンカウンターの木部塗装でした。

元々生地仕上げともうしまして、木部へ着色せずにクリヤーのみで仕上げたカウンターでした。

主に水分や湿気などで、既存クリヤーが白化したり、染み込んだ水分でシミになったりとした状態でした。

既製品であれば交換となりますが、無垢製品となると、このように塗装でメンテナンスが行えます。

 

さて、木部のシミや日焼け、ヤニ・カビなどは研磨で落とすことは可能ですが?

というご質問がございましたので、少しご紹介致します。

上記内容は、ほぼ研磨では対応できないと申しても、過言ではございません。

そのような内容には、薬品などを使用してシミ抜きをしたり、カビの除去をしたりしています。

薬品にも様々な種類があり、木の種類によっても使い分けが必要となります。

こちらは、某お寺敷地内の建屋に使用している木部をシミ抜きやカビ取りをさせていただきました。

玄関ポーチの木部や、破風板・軒部分の垂木や野地板まですべて洗浄致しました。

施工前は黒くなったり、変色したりいていますよね?

こちらが洗浄後はどのようになっているか?

洗浄後はこちらです。

ほぼ白木に近い印象まで洗浄できます。

今の時代は、人体に影響が少ない洗浄剤も販売されていますから、コストはかかりますが、必要であれば洗浄されるのも良いでしょう。

こちらの物件では、浸透タイプの木部用塗料を使用して塗装して完了です。

 

別の方からは、以前に他社で塗装していますが、今回再塗装を考えています。

元々塗装している部分だけど、見付け板や鎧板、破風板も塗装できますか?

というご質問がございました

勿論塗装は行えます。

しかし、以前施工している内容によって、おすすめできる仕様で行えないケースもございます。

こちらは、手間暇かかりますが、徹底的に手工具で研磨致しました。

既存の塗膜は一切残さず、再塗装を行えました。

施工前はこちら。

とても立派な建屋です。

塗装後がこちら

破風板など、私の顔より大きいですから驚きましたΣ(・□・;)(笑)

 

また、平素より大変お世話になっております、店舗オーナー様より、店舗木部部分のメンテナンス工事をご用命いただきました。

施工前

こちらも入念な研磨処理を、手工具にて行いました。

塗装後はこちら

お店の顔という部分での施工に携わサせていただき、誠にありがとうございました。

 

木部塗装と申しましても、状況に応じて施工方法が変わります。

また、木の種類によっても施工仕様や施工方法が変わってまいります。

ただ塗装すれば良いといった内容でもなく、塗料メーカー様が仰る内容どおりの耐久性ではないのです。

施工前の見立て。

施工仕様の計画。

テスト施工を行い、密着試験や美観も確認する必要がございます。

そして、この仕様で、この塗料選定で大丈夫だろう。

と確認してから塗装することが大切です。

研磨処理や洗浄といった内容も必要不可欠な内容となります。

 

香川県内で木部塗装をお考えの方、木部のメンテナンスをご検討の方は、一度川田建装へご相談くださいませ。

知識と実績のある川田建装は、木部塗装や木部のメンテナンスが得意です。

お気軽にお声がけくださいませ。お問合せは087-844-2998となります。

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